2021-06-17 (Thu)
18:03
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長らくマイクロフォーサーズウォッチングをしてきたが、これほど買う理由が見当たらないカメラも珍しい。なにより新生OLYMPUSが世に問う第一弾カメラが、力も金も知恵も入っていないプロダクトだとは…トホホ。フィルム時代からOLYMPUSは好きなメーカーだったしフォーサーズでもかなりの数のカメラとレンズを購入した。マイクロフォーサーズに至ってはパナも併せて相当寄進した。手を抜いたリニュアルや定期的新モデルは、日本メーカーの悪しき習慣だ。しかしさすがに今回はもう少し気概を見せてくれるかと、ちょっぴり期待していたのだが。言い訳がましい商品開発を続けてきた日本製スマホと同じ道を歩んでいるように思える。

PシリーズとPLシリーズを統合したであるということは、中途半端なブラッシュアップ、PEN-Fからのお下がり機能などでわかる。外見も中身も刷新性がないのは、十年一日のデザインコンセプト、使いまわしのセンサー、進化を感じられないUI、旧スペックのEZキットレンズを見ても明らかだ。なにより僕がだめだと思ったが、付属のUSBケーブル。いまどきMicro-Bとは恐れ入る。恥ずかしいという観念が開発陣にはないようだ。昔からだがオリンパスのカメラは「まぁこんなものやろ」というユーザーを舐めたおごりを感じる。これは不器用なニコンやFUJIにはそれほど感じられない。
日本メーカーをとことん応援したいが、肝心の作る側に新興中華メーカーほどのやる気や先取り精神が感じられないのはいかがなものか。まぁニコンですら国内生産を諦めたぐらいだから、目くじらを立てるほどではないのかも。ものづくり大国と自画自賛していたのも今は昔の話。カメラに関してはCanonとSONYに任すしかなさそうだ。しかしPENTAXやFUJIはぶれないなぁ(SIGMAも)~泥臭いけど(笑)。
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Last Modified : 2021-06-17
ただまぁ、PL系を一新するほどの事もできず、ありとてM10系では顧客層をカバーできずという中、ひり出して来た感はあって、放逐された長兄の悲哀を(略
このキットズーム、悪く無いと思っていて、どこかで手に入れちゃうかなと。
パナと違ってピントリングが付いてるし。
ただプラ感全開!なんですよね...。