2022-04-20 (Wed)
01:40
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長らく室内用タブレットの代わりにXiaomiの大型画面スマホMi Max2(写真左)を愛用してきた。リビングでちょっと調べ物をしたり、ニュースを見る、あるいは就寝時の寝落ち視聴用には、タブレットよりはるかに手軽で扱いやすいからだ。特にMi Max2はいまでは見られなくなった幅広のファブレットサイズだから老眼の僕にも優しい。しかし2018年から5年間使い込んだせいか、さすがに最近は電池の持ちが悪くなってきたし、タッチの精度が悪くなってきた。OSも最終更新がAndroid7.1だ。そろそろ寿命かな?と思って先日から、7~8型タブレットの代わりに使える6.7インチクラスの大きめスマホを物色していた。思い切ってiPhone13ProMaxという手もあるのだが、次期14シリーズを待ってるので今回はパス(滅茶高いし…)。
Xiaomi 11TあるいはMotorola edge20に決めかけていたのだが、ふとしたことでLG VELVET L-52Aのことを知り興味が湧いた。スマホ市場から撤退したLG最後のスマホだ。スペックとしてはミドルハイになるので僕の使い方だと不満はない。LGが造る有機液晶だから当然美しいしCPUにも不満はないが、ただ画面がラウンドエッジなので躊躇した。ラウンドエッジは反射、映り込み、色収差、ケースや保護フィルムに気を使うなど、いいことは何一つもない。はっきり言って嫌いだ。iPhoneが採用しないのもむべなるかな、だ。しかしスペックを見ているうちにミドルエンドとしては珍しいワイヤレス充電であることに気がついた。うむ、大嫌いなラウンドエッジと大好きなワイヤレス充電を秤にかけて、購入を決定。EIZOの代替としてここ数年LGを使ってきたという信頼感もある。

僕のメイン機種iPhone 11 Pro(写真左)と並べてみた。11Proは5.8インチ、L-52Aは6.8インチだ。1インチもの差があるが、実際は幅を抑えて縦に伸ばして大型化しているので、さほど大きくなった印象はない。当然動画を見ても迫力不足である。この点については6.44型ファブレットのXiaomi Mi Max 2が大きく勝る。これを機会に引退させようかと思っていたが、就寝時の動画用にやはり現役続行させることにした(笑)
しかしL-52Aは幅がスリムなので持ちやすく、片手操作もできる。180gと軽いから11Proより持ち重りしないぐらいだ。縦長なので画面を二分割しても見やすく実用的だ。ページを見ながら検索をしたいことが多々あるので、どんどん使ってみたい。この点に関してはiPhoneもはやくOSレベルで分割対応して欲しい。ちなみにOSは購入時Android10だったが、LGの更新サイトにつなげたらver.11に更新できた。願わくばver.12までサポートして欲しい。

僕は昔から保護ケース派だ。そそっかしくてモノをよく落とすから、スマホを裸で使うなど論外でガッチリしたケースをいつも選んでいる。しかし今回は選択肢が殆どないLGのスマホなので探すのに苦労した。結局ラウンドエッジ&軽量の本体に合わせて、保護ケースも軽量薄手のポリカボネート製のものを選んだ。スリムで格好よく仕上がったが、エッジをカバーできていないし保護ガラスも貼っていないので、固い床に落とせば悲惨なことに…気をつけなければ(汗)

さてiPhone11Proで味を占めたマグセーフ化を本機でも試してみた。今回はアプリを使って最適なバッテリー位置を探すという方法を試してみた。細かいやり方は有志のサイトに紹介されていて大変役に立った(お礼申します)。僕が使ったパーツは前回と同じくSinjimoruのマグネットリングプレート。こいつを最適な場所を探し出して貼ったら完了だ。

この写真はAnkerのマグセーフ対応充電器に取り付けた写真。保証のないやり方だし充電器との相性もあると思うが、今回も問題なく充電できた。もちろんUSB-C直結より充電時間はかかるが、忙しい勤め人ではないのでノープロブレム。新しいマグセーフ対応充電スタンドがエレコムから発売されたので現在予約中。どんな物が届くか楽しみだ。

マグセーフ対応にしたから専用アクセサリーが色々使える。こいつはiPhone用マグセーフ対応MOFTを取り付けたところ。取り付け取り外しが自由なので本当の便利だ。吸着力も問題ない。マグセーフ用の磁気スタンドも持っているので、色々使いまわしができてありがたい。MacintoshSEの頃から長らくApple製品には親しんでおり、唯我独尊的ものづくりには辟易することも多々あるが、独創的な発想の視点、商品化の勇気には「Appleえらい!」とやっぱり思ってしまう今日このごろ。

さて気になるのはカメラの性能。ミドルハイだからそれほど期待できないが、とりあえず常用しているiPhone11Proと比較してみた(倍率はどちらも2倍)。僕は室内でも物撮りがほとんどなので同じような条件でテストしてみた。十分な光量下での撮影だが、LG velvet(写真右)は眠たい印象で冴えない。11Pro(写真左)はやや色がころんでいるが、L-52Aより撮って出しで使えるメリハリと色調の豊かさがある。今更ながらiPhoneの画像処理の巧みさには舌を巻く。

こちらは準マクロ域での撮影(倍率2倍)。解像感に欠け眠たい印象のL-52A(写真左)に比較して11Proはコントラストが利きすぎて暗部が潰れておりマニュアル操作が必要な印象。総じてL-52Aの2倍レンズには期待しないほうが無難かも。

こちらは1倍レンズでの比較。L-52A(写真左)はWBがころんでいるが、2倍レンズよりは好印象。ピクセル等倍程度に拡大してチェックしても11Pro(写真右)にそれほど解像感は劣っていなかった。このままだと料理写真などは見栄えが悪いので、少しレタッチすれば十分使えると思う。

0.5倍で書斎の一部を切り取った画像。L-52A(写真左)の方が壁が白くてスカッとした印象だが、実は壁紙は経年変化で焼けており、11Pro(写真右)が正しい(汗)。解像感は等倍チェックしても似たようなものだが、端部の歪曲はL-52Aの方が少なくて好印象。外部に持ち出してテストしていないので、しかとはいえないが、ちょっとしたテーブルフォト程度ならレッチ前提で十分使える(だろう)と思った。
さてタブレット代わりと書いてみたが、一応OCNモバイル1のSIMも入れてある。元々docomo用の放出品だから、一発で接続した。本当はPOVO2.0を入れると幸せになれるのだが、auのプラチナバンドには対応していないので、ないものねだりはしないことにする。ちゃんとしたAndroidスマホは2018年に購入したHUAWEI Mate 20 Pro以来だが、そのハイエンドと比較しても使い勝手は向上しているし、画面が美しくサクサク動作するので、満足度は高い。個人的には80点の評価、価格まで考慮すると95点かな。ワイヤレス充電のスマホを格安でゲットしたい人にはおすすめかも。
※それにしてもdocomoのアプリの多さにはうんざり~削除するにも時間かかるし(-。-) ボソッ
Last Modified : 2022-04-20