2022-07-17 (Sun)
23:23
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楽しい本を買った。あるTV番組で絶賛されていたので、興味が湧いて調べてみた。その名も「美しき小さな雑草の花図鑑」、路傍の小さな雑草たちを取り上げた図鑑だ。調べてみたら続編の「もっと美しき小さな雑草の花図鑑」も刊行されていたので、2冊まとめて取り寄せた。

高齢化に加えて、病気とコロナ、しかも引きこもり系の自営業なので、ついつい出不精になりがちだ。体重は増える一方だし、血圧も高くなっているので、毎日ずんずん歩かないといけないのだが、大体が散歩嫌いである。目的もなく歩いて何が楽しいかと思う。以前は鳥見兼撮影を兼ねて山麓を歩いていたのだが、近頃はカメラにとんと興味がなくなった。それでもファルトの隙間に小さな花が咲いていたりすると、スマホで写真を撮ることもある。
園芸種より雑草のほうがずっと面白くて興味深い。雑草関連の本はいくつか持っているが、読んで見てそれほど面白いものではなく、名前を同定するのに使う程度である。ところがこの「美しき小さな雑草の花図鑑」は従来の図鑑とは一線を画す出来だ。

この図鑑の特徴は、その雑草の原寸サイズとページ一杯に拡大されたマクロ写真である。見やすく一般的にレイアウトされたサイズではなく、原寸というのがいい。雑草は小さな花が多いので、原寸のほうが紙の上での再現性が高く、リアリティがある。加えて大きなマクロ写真が素晴らしい。小さな花の構造、美しさがよく分かる。いままでも時々道端でマクロ写真を撮ったことがあるが、比べ物にならない。この本に触発されて、久しぶりに雑草専用カメラの購入を考えているぐらいである(笑)
Last Modified : 2022-07-17
黒バックというのは珍しいですし、
案外と小さな野草の等倍以上の撮影って難しいんですよね。