2022-09-28 (Wed)
22:09
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去る9月13日、神戸市立博物館で開催していた「特別展 スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」を観に出かけてきた。スコットランド美術館の至宝の中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示ということなので、以前から楽しみにしていた。

当日は平日だったせいか予想より人出は少なく、まずまずゆっくり見て回れた。博物館は長らく改装工事中だったので、どんなふうになったのか楽しみだったのだが、存外代わり映えしなくてがっかり。どこを化粧直ししたのか気が付かなかったぐらいだが、トイレがとてもきれいになっていて感心!うむ。

「卵を料理する老女と少年」 やはりベラスケスは別格、素晴らしい作品だった。ちょっと拗ねたような少年は何を見ているのだろう。

大好きなグレコも鑑賞できたのでプチ満足。「祝福するキリスト 世界の救い主」 この色がいいといつも思う。

思わぬ秀作にも出会えた。レンブラントを楽しみにしていたのだが、そのレンブラントの作品「ベッドの中の女性」よりも、がつんと響いたのが、ヴァン・ダイク「アンブロージョ・スピノーラ侯爵の肖像」。さすが肖像画の名手だと納得、注文が多かったはずだわ。

それにしてもこの博物館の照明の暗さといったらない。たいていの美術館や博物館の照明は暗いというのは分かっているが、神戸博物館ほど暗いと、僕のように目がしょぼい爺には、作品のタッチを味わうのは困難だ。写真上はスコットランド国立美術館だが、これほど明るくなくとももう少しなんとかならないものか。関係者には鑑賞者の立場に立って、ぜひ猛省していただきたい。いずれにせよ、コロナ禍での久しぶりの美術鑑賞、家人ともども楽しめてよかった。
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Last Modified : 2022-09-30