2022-12-03 (Sat)
18:05
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散歩道や登山路にドングリが転がっていたりすると、季節を感じる。恥ずかしながら、下町育ちの私僕はドングリを同定できない。ふと興味が湧いて「ポケット版 ドングリさんぽ手帖」なる本を購入した。元来、本好き博物好きだから、この手の本は大好きだ。もっとも読んでも頭にはなかなか入らないが(汗)

この本は、ドングリの一般知識はもちろん、それぞれの種についても詳しく解説されている。文章はもちろん豊富な写真、図解がありがたい。これはコナラのページ。だいたい見開き単位で解説されている。

面白いのが、樹種についても解説されていること。昔から木の名前を覚えようと樹種図鑑を買ったことがあったが、ブナの仲間はどれも同じようなものばかりだから、まるで覚えられなかった。これは樹形、葉、樹皮など、同定に必要な豆知識が掲載されているので、僕のようなぼんくらにもありがたい。

動植物はそれぞれ個体差があるので、なかなか同定に至らないことも珍しくない。この本のユニークなところは様々な個体の写真、見分け方などが網羅されていること。これは同定に役立つのでナイスな編集アイデアだ。著者は賢いぞ!

ということで早速、この本を役立つか試してみた。このドングリは我が家の近所の登山路にあったもの。一番良く目にするのだがなんのドングリなのかさっぱりわからない。そこでこの本で撮った写真を調べてみたら…まず落葉樹であること、次にドングリの形、穀斗の形、葉の形、ヘソが小さい、樹形、晩秋がシーズンなどを鑑みて~~~「これはコナラである、きっぱり!」。
コナラが公園や緑地でポピュラーな木であること、落葉樹であること、たくさんのドングリを落とすこと、実や葉に多様な形態が存在することなどなど、色々覚えた。やはり安易にWEBで調べるよりも知識は身につく。ポケットサイズなのでバッグに忍ばせても邪魔にならない。来年のドングリシーズンが楽しみだ。博物好きにはおすすめの一冊。
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Last Modified : 2022-12-03
私も気になった時に1冊1冊買い足す感じで増えてますw