2023-01-18 (Wed)
15:50
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家人はウイスキー党だが、このところ冷で味わう日本酒がお気に入りで、色々通販やCOOPで物色している。これも家人が購入してくれた日本酒で、いまどき珍しくも甘口とある。蔵元は宮崎の一ノ蔵だ。宮崎といえば下戸の僕には芋焼酎しか浮かばないが、一ノ蔵が蔵を構える地大崎市は、ササニシキやひとめぼれが誕生した米どころだという。う~ん、宮崎といえば芋焼酎のイメージが強くて米どころとは知らなんだ。お恥ずかしい。
ちなみに「無鑑査」の由来は、かつて日本酒の級別制度があった頃、良質の清酒をお求めやくすく、とあえて級別審査をパスした「無鑑査」で特級酒並みの酒質の酒を二級酒として発売した、一ノ蔵の品質重視の姿勢とか、フム。僕が若かった頃は〇〇は二級のほうが特級より安くて美味しいという酒飲みがよくいた。税法をうまく潜って安くて美味しい酒を作っていた蔵元があったんだ。

さてこの酒「一ノ蔵 無鑑査 本醸造 甘口」にはバリエーションで辛口もあって、こいつは甘口。昨今に表示ではせいぜい「やや甘口」で、こうもはっきり「甘口」と表示されているのは珍しいのではないだろうか。蔵元おすすめの燗ではなく、冷でいただいたが、よく冷やしていたからそれほど甘い口当たりではなく、スッキリした喉越しだった。精米歩合65%だから雑味は感じられなかった。燗で飲めば十分に甘口だと思われるので、甘口好きなら気に入るのではないだろうか。
Last Modified : 2023-01-18