2023-04-01 (Sat)
20:37
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先日、NHK大阪「ホット関西」で、南紀串本で昔ながらの製法で羊羹を作っているお店が紹介されていた。興味を覚えてネットで調べてみたら羊羹専門店「紅葉屋本舗」がヒット。羊羹は本煉り、塩、抹茶、柚子の四種類。家人と相談して本練と塩をオーダーした。ところが翌日、お店からメールが届いた。TVのお陰で注文が殺到~手作りだから生産が追いつかないという。遅れるからごめんねということだ。なんだかんだといってもTVの力は強いわ。

数日して届いたので、早速開梱。一瞬昔ながらの竹皮包みかと一瞬思ったが、残念ながら紙製だった。僕が子供の頃の羊羹は今のような味気ない真空パックではなく竹皮だったので、懐かしくはある。見た目はねっとりてかった羊羹のそれではなく、乾いて少しひび割れた印象。ずいぶん昔、鶴屋吉信?の羊羹で薄氷(うすらひ)というのを喰ったことを思い出した。見た目も美しく美味しかったことを思い出した。紅葉屋の羊羹の見た目も薄氷に似ている。つまり薄い氷のような外観なのだ。紅葉屋によると昔ながらの製法に起因する外観だという。

頬張ってみると、虎屋の羊羹とは真逆の印象。甘みが抑えられていて羊羹特有のくどさがない。この味を嫌う人は少ないだろう。僕のおすすめは塩。塩といっても塩味はそれほど立たずスパイス程度だ。つまり昔のぜんざいやおはぎのように、塩が甘さを引き立てているのだ。比べて本練りは塩と比較すると、悪くはないがやや物足りない感じ。味覚とは面白い。いずれにせよ送料を入れると安くない買い物だったが、機会があればまた食べてみたい。

こちらは羊羹と一緒にいただいたお茶。大衆価格の緑茶だが、やたら美味しい。このところ八女茶を気に入っていたが、こちらの方が甘くて濃厚だ。家人に聞くと宇治の森半だという。何事も決めつけない家人だが「森半は美味しい!」ときっぱり。やはり甘いものには緑茶があう。一度お試しあれ。
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Last Modified : 2023-04-05
Re: gettengさん * by monopod
遅レスすいません、でもキンをいじってはいけません(^^;)
Re: gettengさん * by monopod
遅レスすいません、でもキンいじってはいけません(^^;)
羊羹大好き!
でも、医者に甘いものを禁じられているので、横目で見ながら。。。
キンいじられた遊び(´;ω;`)ウゥゥ