2023-04-27 (Thu)
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2019年にiPhone11Proを使いだしてからは、iPhoneがコンデジ代わりになり、iPhone14ProMaxを使いだしてからは、とうとう一眼デジに置き換わってしまった。ほぼ満足できる画質になったことに加え、アプリの使い勝手の良さ、ネットとの親和性が抜群にラクチンである。しかし、スマホゆえに構えにくさ、シャッターの押しにくさは如何ともし難い。挟み込んで使うグリップも試したことがあるが、チープ感に加え、開発が古いせいか、6.7インチのスマホを挟むにはスペースに余裕がなさすぎてギリギリ。もう殆ど諦めていたら、素晴らしいスマホ用カメラグッズがあるではないか。写真のShiftCam SnapGripだ。尼で12,800円と安くはないが、使ってみたら大満足だった。

マグセーフによって脱着する仕組みのバッテリー内蔵グリップだ。写真、特にビデオを撮り続けると当然バッテリーを消耗するが、グリップに内蔵された3,200mAのバッテリーがマグセーフを通じて電力を供給するという仕組みだ。これなら出先での撮影も安心だし、補助的なモバイルバッテリーとしても使える。

シャッターはBluetoothだが、接続は非常にスムーズ。再接続も若干のタイムラグはあるがノンストレスである。シャッターをプレスすることで接続モードになる仕組みだ。当初シャッター横の小さなボタンをBluetoothボタンを勘違いして嵌まってしまった。これはワイヤレス充電のオンオフスイッチだ。

本体への充電は底にあるUSB-Cだ。なんの変哲もないがポピュラーな汎用規格であることがうれしい。できればここにカメラネジが欲しかったというのは僕だけだろうか・・・

グリップにはLEDライトが装備されていて、BTの接続状況や電池残量が視認できるようになっている。マグセーフと脱着するためのマグネットの磁力は十分で、しっかり吸着するから安心感がある。といっても振ったりすると脱落するから、ある程度は慎重に操作したい。マグネットリングは丸に加えて棒の部分もあるから、スマホの回転を抑えるよう考えられている。

スタンドにも使えるとPRされているが、僕の感想では高価なiPhoneをしっかり支えるようには設計されておらず不安定すぎる。出来上がったものがたまたま立ったので、スタンド代わりに使えるとメーカーの広報が考えたのだろう。使うなら自己責任で。

これはiPhone13miniに取り付けたところ。スマホからグリップがはみ出してしまっている。使えないことはないが不細工だしminiのミニマル感がスポイルされている。使うなら6.2インチ以上がおすすめだ。

SnapGripのオールインワンキットにはスナップライトというアクセサリーが付属する。当初検討したが、価格が高い上にライトの光量が低そうだ。そこでキットの購入は控えたが、マグセーフでライトを簡単に脱着できる仕組みが賢い。

そこでアイデアを拝借して、手持ちのライトとマグセーフリングを利用して、マグセーフ対応ライトを作ってみた。ライトはLUME QUBE AIRだから小さくても光量は素晴らしい。ネジ類を使わなくとも脱着できるしポケットサイズだから、携行にも向いている。※作例を以下に上げてみる。※すべてピンボケなのはご愛嬌~目が悪いという言い訳で許して欲しい。

これはそのままiPhone 14 Pro Maxで撮った図。窓際逆光の難条件、iPhone得意のHDR撮影でも花の色目が沈んでしまっている。

そこで自作?マグセーフライトで当ててやるとご覧の通り。このままでも悪くないが、いかにもライトを当てましたという感じがありあり。

次にライトをさっと外し左手で上方からダウンライト。グリップ付きなので片手撮影もらくらく。結果はご覧の通りでまずまず(ピンボケは知らない)。一眼デジのような撮り方ができたので結構自己満足~いよいよカメラの出番が減るなぁ、メーカーも苦労するわけだ。。何はともあれこのカメラグリップはおすすめの一品、撮影の質が上がること間違いなし。
Last Modified : 2023-04-27