B級ライフログ

グローバルといえば日本が世界に誇る刃物ブランドだ。我が家でもチーズナイフとカトラリーセット（ナイフ＆フォーク）を使っている。ナイフについてはさすがというばかりで価格に恥じない切れ味だが、フォークがいけない。百均のそれのほうがマシなぐらいである。買い物レビューを見ても評判が悪い。いくら肉がスパッと切れても、その肉にフォークが刺さらなければ話にならない。


先日家人とそんな話をしているうちに問題解決を図ることにした。よくよくフォークの先端を見ると、ちゃんと切削加工がなされていない。職人の手抜き、技量足らずといわざるを得ない。そこで先端をバイスで固定してからダイヤモンドやすりで研いでみた。しかし材質が硬いステンレスの上に工作用の小さなヤスリだから歯が立たない。そこで「砥石で研いだらいいかも！？」と思いつき、手持ちのシャプトン荒砥#220で研いで見た。包丁を研ぐより時間も気も使ったが、とりあえずテスト用のキュウリにフォークが刺さるようにはなった～うむ。


頼るべきは道具である。#220では役不足と判断し、シャプトンの荒砥#120（もっとも荒い）を翌日購入した。#120番は欠けた刃の直しや刃の付け直しに使う荒砥である。フォークごときにはもったいないのだが、ステンレス相手には便利だ。早速ゴシゴシ研いでみたら、あっという間に刃がついた。口に刺さらない程度（笑）に仕上げたら、家人が喜んでくれた。早速晩食のチキン相手に使ってみたら、プスプスお肉に刺さって旨さ倍増～でたしめでたし。

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