2018-12-06 (Thu)
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久方ぶりの双眼鏡ネタです。美術館や博物館めぐりをしていると、単眼鏡やオペラグラスを使いたくなるシーンに多々出会います。館内でも使える近接性能の高い双眼鏡となればペンタックスのPapilio6.5×21が一番人気で、50㎝という驚異の合焦能力で自然観察やミュージアムで活躍しています。私も手にとったことがありますが、美術館で使うにはやや大きいボディで光軸が少し狂っていた個体だったこともあり、入手には至りませんでした。そこで低倍率&高性能で有名なヒノデを購入するべく、いろいろ調べていたらサイトロンSAFARI 5×20という製品に行き着きました。
どうもヒノデの5×20とはOEM先が同じなようで、スペックがほぼ同一です。サイトロンという聞き慣れないメーカー名ですが、これはライフルスコープで知られる米国タスコ社の新社名だとか。タスコの製品は昔購入したことがありますので、とりあえずパチもんではなさそうです(笑) ネット上での評価も非常に高いので、価格の安さにつられてポチッと逝ってしまいました。
さて試用してみたところ、これは抜群の見え味でちょっとびっくり。20mm口径という貧弱な仕様ながら低倍率に抑えているせいか、非常に明るく(瞳径4mm)視野も広いです。周辺収差もまずまず抑えられていますし、見口の作りがよくハイアイポイント仕様なのが嬉しい。倍率が低いので手ブレも気になりません。最短合焦距離が2mということで、ミュージアムでは厳しいかと思っていたのですが、計測してみると1.1m程度だったので、実用になりそうです。
これはいいものを手に入れたと喜んでいたのですが、ストラップとケースが恐ろしく貧弱。何より価格が安いので(5,429円)なので文句はいえません。とりあえずケースはエレコムのカメラケースDGB-066GNに入れてみました。20mm口径の望遠鏡といえば、過去Leica8x20をしばらく使ったことがありますが、その時より感動が大きいです(笑) 僕の常用機は名機コーワ8x25ですが、去年から車搭載用に家人に貸し出しているので、しばらくこいつで遊んでみます。
Last Modified : 2018-12-08
No title * by 川越
瞳軽4ミリは良いですね。値段を見てびっくりしました。重要がどのくらいなんだろうと気になるので、アマゾンで調べたら260gとこれまたびっくり。おもわず買ってしまいそうです。年末のお金に羽が生える時期に困ったものが出てきてしまいました。
Re: 川越さん * by monopod
これはいいですよ(^^)b
ちょっとした自然観察にはお手軽お気軽に持ち出せます。
ちょっとした自然観察にはお手軽お気軽に持ち出せます。