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最新規格導入!四年ぶりPC自作レポートその1

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デスクトップPCは大体3~4年ごとに更新している。それぐらいでPCのスペック事情が変化を迎えているし、経験上パーツ劣化による故障発生率が高まっていると考えるからだ。また一番の理由として、3年も使っているとシステムがソフト的にゴミだらけになり、O再インストールが必要と考えることもある。思い起こせばペンティアムが1GHzを超えたときに初めてPCを自作したので、長らやっている。Macintoshをごちゃごちゃいじっていたので、それほど苦労はしなかったが、いつまで立ってもスキルは向上しない(汗)

前回、PCを自作したのはAMDがRyzenが大ヒットさせ自作市場でIntelを凹ませたときだ。2020年の1月なので、ほぼ4年近くRyzen7/3700Xを使っていたことになる(写真右側のPC)。使い勝手や性能に特に不満はなかったが、このところそろそろ差インストール時期が来ているなと思う挙動を示すことが多かったので、また組むことにした。古いPCに再インストールさせて万一調子が悪くなると代替えが効かないので、僕は必ず新しいPCと古いPCを並べて1~2週間、併用することにしている。引っ越しに便利だし、何かあっても対応しやすいからだ。※もっとも最近はcloudに世話になっているので、ずいぶんデータの引っ越しは楽になったが。

さて自作するとなると、新PCのスペックの設定である。自作市場におけるインテル勢の巻き返しの記事をよく目にすることや、Intel第13世代のCPUと最新チップセット、手頃になってきたDDR5メモリ、Gen4対応超高速M.2SSDを使いたくなったという興味もあり、色々錯誤しながら組んだ。基本的にはすべて最新スペックだが、ゲームも動画編集、3D業務もやらないので、CPUは自体は平凡なものを採用している。夏場、室温がかなり向上するので、今回はいままで以上に省エネに気を使った(つもり)。

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まずケースをコンパクトに収めたかったし、最近は拡張カードを使うこともなくなったので、マザーボードはMicroATXとしたが、ピタッとするMicroATXケースに出会えない。ここ10年以上使っているフラクタルデザインにしようかと思ったが、この会社はオーバースペックなほど作り込む割には、肝心のところに配慮が行き届いていないところがあるので今回はパスした。

最終的に選んだのはbe quiet!のPURE BASE 500、ATXケースだが奥行きの短いコンパクトタイプだ。写真で見ているときは小さく感じたが、届いてみるとFractal DesignのDefine R6と並べても遜色のない幅と高さで案外大きかった(奥行きは10cmほど短い)。高級かな質感ではないが、まずまずの作りで剛性感も高い。PCなどこのぐらいでいいのかも。フロントパネルのコーナーが面取りされているので、それなりに美女である。ちなみに精度は高くFractal Designと同レベル。今回はM/Bの取り付けるスタッド位置が0.3mmほど左寄りでちょっと止めにくかったが、こちらはどちらに責があるかわからにし、取り付けはできたので良しとする。



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水冷システムにも対応できるよう色々考えられている。僕は空冷ファンなのでこのように凝った二重天板は不要なのだが、よく考えて作られていることは確認できた。一つ残念だったことは今どきヘッタにUSB-Cがないこと(笑) それほど安いケースでもないのでここはケチらないで欲しかった。猛省を促したい(汗)

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このケースで気に入ったのはリアファンが14cmであること。フロントに14cmは珍しくないが、リアに14cmファンはミドルクラスのケースでは珍しい。フロントにも同じファンが装着されているので、もう一つ追加してケース内を正圧にすることも考えたが、今回は違う方法をとった。

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3連装12cmファンである。採用したファンはXPG VENTO PRO、OEM先はあのNidecで名機Gentle Typhoonを復活させたモデルだ。このファンはよくあるスリーブベアリングではなく昔ながらのボールベアリングである、だから持った瞬間、手応えを感じるほど重い。「うむ。これは機械である、プチ感激!」であった。後でMSIセンターで確認したら1,750回転で回っていたが、手のひらをかざすと風圧を感じるほど強い。そのくせ静かである。今回あのNoctuaを使うことも考えたが、結果リーズナブルで素晴らしい静音ファンを入手することができた。



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余ったbe quiet!14cmケースファンは手持ちの長尾製作所製マグネット式ファンステーを用いて、M,/B周りに冷却風を送ることに用いた。これは前回の自作で使ったものだが、効果はあったはずと信じて今回も採用した。早い話、M,.2 SSDの発熱対策である。トップフロー型と同じメリットを追加する方法なので悪くはないだろう。



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CPUファンはコストバリューで圧倒的な支持を得ているDeeo CoolのAK400を選んだ。前回はサイズの「風魔 弐」を使ったが、赤ん坊の頭ほどあるボリュームを少し持て余したので、今回はTDP65wに十分な性能を有しかつ今おアクトなものを選んだ。コンパクトといいっても12cmファンなのでそれなりのサイズである。低価格品だが作りはかなり良くて、ケースファンを取り付ける針金細工の出来は感心するほど良かった。きちっと確実に止まるのだ。寸法精度が半端ないぞ。



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ヒートシンク部分の作りも面白い。市松細工に見える凝ったデザインである。ちなみにコアプレートには予めグリスが塗りつけられており、僕のようにグリス儀式(笑)が苦手な人間にはありがたかった。トータルでみて安価ではあるが売れ筋一番になるはずである。

★M/BやCPUなど心臓部については次回紹介の予定。この項続く~
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Last Modified : 2023-10-14

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