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久方ぶりの自作PC 一番人気のRyzen 7 3700Xを使ってみた

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仕事用デスクトップとしてDELLのXPSタワーエディションを2年ばかり使ってきたが、最近システムの調子が悪く危篤状態だった。だましだまし使っていたが、いよいよシステム崩壊の予兆が~トホホ。仕方がないのでOSの再構築を決意したのだが、過去3年を目安にPCを新調してきたので、今回もちょっと予定より早いながら、久方ぶりに一からPCを自作してみた。

肝心のCPUだが、いま一番人気のAMD製Ryzen 7 3700X(3.6GHz8コア)を試してみることにした。AMDを使うのは以前ゲーム専用に組み立てたAthlon 64以来となる。AMDはながらくインテルの風下に甘んじていたが、2017年発表の革命児Ryzenシリーズで場外ホームラン!あっという間にコンシュマー市場ではインテルを抜き去った。たしかにエントリークラスからハイエンドまでそのすべてがインテルを軽く凌駕する性能で、これはPC自作派としては食指を動かさざるをえない。ちなみにゲーム性能で比較するとTDP65Wの省エネ3700Xでもインテル上級のCore i9 9900Kとタメを張る。
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我が家の業務はアドビ系ソフトが主で、それほど重いPCワークは必要ない。そもそもソフトが4コアにしか対応していないのでマルチコアより高速クロックCPUのほうがよいといわれている。それだけならAMDでなくてもいいのだが、CPUの高性能に加え、新型チップセットX570では爆速PCIe 4.0を搭載してきたのだ。これに対応した最新M.2 SSDと組み合わせると、読み書き4000MB/s以上を軽く叩き出す。もう理性をなぎ捨てて買うしかない。

ということでMSI製X570マザーにRyzen 7 3700Xを搭載、M.2 SSDにはCFDのPCI-E Gen.4 x 4 PG3VNFシリーズ500GBを組み合わせてみた。CPUクーラーについては我が家の業務なら、CPU付属の純正(インテルのそれより遥かに上等)で十分なのだが、自作ファンとしては面白くないので、今回は専業メーカー品をチョイス。当初はM.2 SSDの発熱に対応するため、サイズのトップフロー式「超天」を使う予定だったが、調べているうちに同じサイズの「風魔 弐」に一目惚れ。ファン2基搭載というのは珍しくないが、こいつは二重反転方式と凝った仕掛け。大戦中の大出力エンジン搭載の戦闘機みたいでかっこいいわさ(笑)
※写真ではPCI-e 3.0 x 4スロットにXPGのSSDを挿入しているが、これは写真撮影後、撤去換装
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PCI-E4 NVMeはかなり熱くなるという話なので、大型冷却ヒートシンクが装備されたマザーボードを購入した。加えてケース内に手持ちの12cmを長尾製作所製マグネットステーで取り付けてみた。多少はM.2 SSDやマザーボードの冷却に貢献しそう。※上記写真)正面の白いファン

ちなみに電源は鉄板Seasonicの550W。昔、自作、メーカー品を問わず、トラブルや故障が多かったのはマザーボード、電源、CPUファン、HDDで、故障率が低くなった現在でもトラウマになっている。そこらは高級品を購入するようにしているが、今回はそのCPUファンにまさかの断線初期不良~PC通販店が神速の対応で助かった。
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ケースはここ数年使い続けているフラクタルデザインだ。無骨で面白みのないデザインだが、なんといっても精度の高さが尋常じゃない。過去使ったことのある各社ケースでは、必ず嵌め合いが悪いとか、ネジ穴がずれているという問題があって、かなりストレスだった。しかしフラクタルデザインはエントリークラスでも精度が十二分。今回は最新作のハイエンドDefine R6 USB-Cを採用した。でかいだけあって配線はしやすかった上に、過去気になった欠点はほとんど解決されていた。やや高価だが高級14cmファンを3基搭載していることを考えると、むしろ割安でおすすめの一品。

データドライブは手持ちの2.5インチ1TBと500GBを装着、それぞれ写真データと音楽ファイルを入れてある。バックアップ用にはWDの4TBHDDを新規に購入。世の中はSSDブームだが、容量と価格を考えるとHDDもまだまだ捨てたもんじゃない。さて使ってみた印象としては、我が家の業務では従来機でも十分だったので、それほど恩恵を受けるわけではないが、体感的にスタートアップは少し早くなっているし、キビキビ感も向上してる感じ、いわゆるプラシーボ効果というやつか(笑)

【忘備録】
OS:Windows10 pro
CPU:AMD Ryzen 7 3700X
CPU Cooler:サイズ 風魔弐 SCFM-2000
M/B:MSI MPG X570 GAMING EDGE WI-FI
MEMORY:Kingston オーバークロックメモリ DDR4-2666 16GB x 2枚
M.2 SSD:CFD NVMe PCI-E4 x 4 500GB CSSD-M2B5GPG3VNF
SSD1:SanDisk 960GB
SSD2:Crucial 500GB
HDD:WD 4TB 5500rpm
VGA:NVIDIA® GeForce GTX 1060 6GB GDDR5
P/U:Seasonic 550W SSR-550FM
CASE:Fractal Design Define R6 USB-C
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Last Modified : 2020-11-23

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