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動体撮影いわゆる飛びモノといっても千差万別じゃん

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カメラを趣味にしているとよく云われるのが動体撮影におけるAF能力。いわゆる飛びモノにどれほど追随補足できるかということである。僕のように元々運動神経がとろく、加齢でますます鈍く視力も落ちてきているような者にとっては、野鳥撮影の歩留まり=カメラのAF性能といっても差し支えない(腕は別にして)。野鳥や昆虫を撮ることが多かったので、カメラはとっかえひっかえ色々試してきたが、止まりモノならどこのメーカーでもほぼほぼ同じ。飛びモノに関してはやはり二強の一眼デジが頭一つ抜けていたように思う。しかしミラーレスの進歩は凄まじく、最近では拮抗してきたかなというのが感想。具体的にいえば僕にはなかなか撮れなかった燕(上写真)が、像面位相差採用のRX10MIVで連写したらなんとか収めることができた。

掲示板や機材レビューなどを拝見すると、色々な意見の輩出でなかなか参考になる。しかし一口に動体撮影といっても、運動会の子供、走り回る犬、レーシングカー、鉄道、飛行機などキリがない。僕の拙い経験で言えば、鉄道や人間、飛行機なんかずいぶん簡単で、そこそこのカメラならなんでもええじゃろと思ってしまう。しかし流し撮りで乗客の目にピントを合わせられるという猛者もいるのでわからん(無理やろ…)。犬程度ならと思うが、高速ドッグラン中の犬の目に焦点を合わせられるかとなると、たしかに腕も機材も大変だ。

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そこで先日面白い記事を見つけた。isoworldさんというベテランがまとめられた考察で、某掲示板に掲載されていたものを引用させていただいた。サイズと速度の相関性を両対数グラフに記したもので、非常にわかりやすい。要は飛行機のような大きなものは絶対速度が早くても、ファインダに入る大きさにしてみると速度が低くみえるので追従しやすく、小鳥や昆虫に至ってはファインダを横切る速度が恐ろしく早く補足するのが困難だということだ。これは自身の体験から大いに納得できる。

たしかに飛翔するミツバチやトンボは難しい。飛んでるモンシロチョウも補足できてもコントラストAFでは難しいなぁ。といっても写真はやはり総合力で、被写体の大小に限らず、大型機材を振り回す体力や、絵にまとめるセンス、飛び出しを捉える予測力、技術的な研究心など、全てに渡る集積が一枚の作品を生み出すのだから、被写体が大きいからと言って簡単というわけではない。でも僕のような週一カメラマンは、この表を見て大いに納得できるとともに、簡単に超えられない壁の大きさを思ってしまう。今にして思えば、昔のカメラマンのMF技術ってホント凄かったなぁ。
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Last Modified : 2020-04-10

No title * by panoramahead
この表面白いですよね~。僕が初めて見たのは2010年ごろだったか…。
これだけきれいに回帰直線上に乗ると、まとめるうちに震えるような
感動があるかもです。撮影の難しさとは必ずしも一致しないところも
味わい深いですね。

Re: panoramaheadさん * by monopod
あぁ以前からご存知だったのですね。感覚を数値化するって凄いなぁって、文系の僕はいつも思ってしまいます。師匠のように飛びものならなんでもこなしてしまう才能も凄いです(^^)

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No title

この表面白いですよね~。僕が初めて見たのは2010年ごろだったか…。
これだけきれいに回帰直線上に乗ると、まとめるうちに震えるような
感動があるかもです。撮影の難しさとは必ずしも一致しないところも
味わい深いですね。
2019-03-19-20:02 * panoramahead [ 編集 * 投稿 ]

Re: panoramaheadさん

あぁ以前からご存知だったのですね。感覚を数値化するって凄いなぁって、文系の僕はいつも思ってしまいます。師匠のように飛びものならなんでもこなしてしまう才能も凄いです(^^)
2019-03-19-21:08 * monopod [ 編集 * 投稿 ]