2016-06-22 (Wed)
21:56
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先日、マイクロフォーサーズ専用フラッシュDMW-FL360Lを紹介しましたが、今日はオリンパス製FL-300Rを取り上げてみます。以前、バックやポケットに入れられる小型軽量97gということで購入したものですが、見た目とは裏腹になかなのか優れものです。GNはGN28(ISO200)とまずまず確保されています。バウンスに対応しており、上60下30までOK。珍しく下にも向くというのが肝で、高さがあるためにレンズに蹴られず、マクロ撮影には助かります。またワイドパネル使用時(ワンタッチ操作)、換算18mm画角をカバーしています。ワイヤレスRCにも対応、2グループ独立制御できるというありがたい仕様、見た目はミニマルですが、分かる人にはわかるフラッシュです。

欠点がないわけではありません。電源が単4電池2本のため、バンバン焚くときは予備電池が必携です(フル発光*アルカリ電池で約80回)。チャージもやや手間取ります(アルカリ電池で約5.5秒)。電源が弱いことも関係あるのか、FP発光(ハイスピードシンクロ)には対応していません。つまり高速シャッターが切れないため、ピーカン時の撮影には制限があります。また上方バウンスが60度ですが、本当は90°近くまで欲しいところ。それでも実売価格13,000円程度でこれだけのスペックはナイスの一言。オリンパスらしくデザインも素敵です。下級機に実売価格12,000円程度のFL-14がありますが、機能は月とスッポン、ずばりFL-300Rがおすすめ。
それにしても二強のラインナップは豊富なだけでなく、すでに主流はラジオワイヤレスに刷新中。MFT陣営は初めはよいものの、ともすれば息切れ勝ち。そろそろ新しいフラッシュシステムにも眼を向けて欲しいものです。オリのツインフラッシュシステムも長らく更新されていませんし、ローコスト化著しいLEDを活用した照明システムも出てきません。オリンパスの古いキャチフレーズに「宇宙からバクテリアまで」っていうのがありました。たまには思い出してくださいね、商品企画様。
Last Modified : 2020-04-10
* by 川越
なかなか良さそうですが、小さいがゆえに電源が欠点でしょうか。割り切りできれば良さそうですが、「う〜ん」とうなってしまう微妙な性能です。(^^; もっともどんな製品でもメリットとデメリットがあるので、その見極めが大事なんでしょうね。
To M2pictさん * by monopod
確かに地味ながら名機ですよね。
でもそろそろラジオワイヤレスに対応して欲しいです(お安く)^^
でもそろそろラジオワイヤレスに対応して欲しいです(お安く)^^
To 川越さん * by monopod
まぁ、バンバン使う人なら上級機種を使うだろうということで、サイズと重量を優先してコンパクトに設計したということでしょうね。単3ならやはり厚みが増すと思います。
カバンの隙間に収まるサイズとデザイン、機能性も魅力。
新型マクロに合わせて新しいフラッシュシステムなんか出たら、、、イヤですねぇ(笑