2016-12-10 (Sat)
23:08
✎

三脚ファンの方ならすでにご存知でしょうが、マンフロットから新型の一脚が発売されています。ベストセラーになったフルードビデオ一脚の最新モデルMVMXシリーズです。フルード機構が組み込まれたミニ三脚と一脚の組み合わせという従来にない斬新なアイデアで、類似品の氾濫を生みました。さすがコンセプトメーカーのマンフロットです。かくいう私もオリジナルはもとより、格安から最強、DIYまで10種は試してみました。それだけに今回のMVMXはまさに痒いところに手が届いたモデルで、現物を手に取り次第入手したいと思っています。
写真左はアルミ5段のMVMXPROA5です。従来の最大4段を一気に5段にし、仕舞寸法の大幅短縮を実現しています。アルミ製MVMXPROA5の仕舞寸法は52.5cm(伸高153cm)、通常の一脚並の長さに抑えられており、気軽に持ち出せるサイズになりました。写真右はカーボン5段のMVMXPROC5で、仕舞寸法は60.5cmとやや長いですが、最大伸高が188cmとれますので見上げて撮る被写体にはバッチリです。重量的には1060g対1000gで、実質長さが35cm違うことを考えてもそれほど差はありません。一脚の場合は脚が少ないため三脚ほど差が出ませんが、価格も大きな差がないので好みでいいと思います。

私自身は三脚はカーボン、一脚はアルミ派です。超望遠を載せる事が多い三脚は重量もさることながら振動吸収に優れたカーボンが好ましいです。かなりアルミとは差があります。対して一脚は補助的に使うことが多いのでセッティングの容易さが求められます。アルミ製は滑りが良く自重で引き出せるため、レバー式と組み合わせると圧倒的にカーボンロックナットより素早く組み立てできます。
さて今回のMVMXシリーズはベースにも改良が加えられており、従来のモデルより3D方向への制御が考えられているようです。SIRUIのモデルは自立を考えてベース部の幅を大きくしていますが、マンフロットはあくまでもビデオ一脚としての可動性能とコンパクト性を優先しているようです。

ビデオ雲台にもMVH400AHという面白いモデルが出ています。ベースが40mm径、重量が380gというコンパクト雲台です。ビデオ雲台は小型でも600g以上ありますのでかなりの軽量です。カウンターバランスは装備していませんが、おなじみの501PLがついているので困らないでしょう。マンフロットにはMVH500AHという素晴らしいビデオ雲台がありますが、パンがやや重いため小型カメラだと相性が悪いです。MVH400AHならミラーレスにピッタリのビデオ雲台で、おそらくそういう需要を見込んで企画されたモデルだと思います。
およそマンフロットの製品は大おおらかな作りで精緻感はありませんが、強度優先の設計に加え、必要最低限の精度はきっちり確保しているので実用性は非常に高いです。ただ不思議にビデオ雲台はいいものを作るのに、カメラ雲台についてはプロギア雲台以外はお勧めしにくいです。元々マンフロットは映画や放送分野で一流の機材メーカーなので、コンシューマー向けは大雑把なのかもしれません、面白いですね。
Last Modified : 2017-04-10
管理人のみ閲覧できます * by -
To 鍵コメさん * by monopod
なるほど~事情はよくわかりました。
アカウントを新しく作ると、全く問題ありませんよ。
私も以前増設していましたから。
今後とも宜しくおつきあい下さいね^^
アカウントを新しく作ると、全く問題ありませんよ。
私も以前増設していましたから。
今後とも宜しくおつきあい下さいね^^
* by M2pict
今使っているのが560B-1(雲台は変更)で、これがたまの出番の時には絶賛級のバランスが気に入っています。
扱いやすさとのトレードオフですが、一番「惜しい」と思うのが縮尺で、ちょっと長いんですよね。
段数が増える事での扱いやすさがどうなるか、、、。
そう、一脚はアルミとレバーロックがスピーディーで良いと思わせる一連のマンフロ製品という印象。
扱いやすさとのトレードオフですが、一番「惜しい」と思うのが縮尺で、ちょっと長いんですよね。
段数が増える事での扱いやすさがどうなるか、、、。
そう、一脚はアルミとレバーロックがスピーディーで良いと思わせる一連のマンフロ製品という印象。
To M2pictさん * by monopod
私も使ったことがありますが、手放し自立にこだわ等なければ、560B-1はいまでもベターな選択だと思います。
縮長が問題でしたが、今回の製品はぐっと短くなったんで携行には便利になりましたね^^
縮長が問題でしたが、今回の製品はぐっと短くなったんで携行には便利になりましたね^^